THE BIRDMAN PROJECT

幻のBIRDMANの復活

History of the Birdman

Birdmanの歴史

「BIRDMAN」を知っていると言う人でも、実際には乗ったことがないと言う人も多くいると思います。また一度乗ったっ事があるけど、そのあとは乗った事がないという人もいるでしょう。Birdmanがどのように発売されて来たか?なぜ特別なモデルなのか?その理解を深めるためにもBirdmanの歴史に少し触れたいと思います。

First Model

Art by Quincy Quigg

伝説のスタートはここから・・・

The Birdman.記念すべきファーストモデルのデザインを担当したのはクインシークイッグでした。スカンクエイプやバナナマジックのデザインを担当している彼のグラフィックは非常にアナーキーで、とてもインパクトがあるものでした。クインシークイッグのグラフィックがこのBirdmanの位置付けを確固たるものにした一要素になった事は間違えありません。当時からパウダーボード=ナチュラルテイストor大人しいシックな物という風潮がありましたが、そこに大きな投石をしているような感じで、とてもセンセーショナルなデビューでした。サイズ展開は170cmと180cmの2サイズ。通常の考えでは決してチョイスに入るボードでは有りませんでした。しかし、このボードを一度でも乗ったことがある人ならわかると思いますが、強烈な浮力と走雪性、ピステンバーンでも安定した乗り心地を感じることができるマジックボードで、正に、ここからBirdmanの伝説が始まりました。
 

2nd Model

Art by Mike Parillo

躍進期のBirdman

センセーショナルなデビューを果たしたThe Birdman.その乗り心地は徐々に多くの人に知られるようになってきました。グラフィックもクインシーのアナーキーなグラフィックから大きく変わり、当時リブテックのメインアーティストであったマイクパリロが手がけることになり、より多くの人にその存在をアピールするようになりました。描かれたグラフィックは大きな鳥の羽とポカホンタス。正に自由の象徴でした。ファーストシーズンに2サイズ展開だったBirdmanもこの年には3サイズ展開となり、新たに160cmが加わり、Birdmanの業界の中での躍進が始まった年でした。
 

3rd Model

Art by Mike Parillo

黄金期のBirdman

アメリカでメインに発売されたThe Birdman.グラフィックの風潮がアメリカ人には好まれ、3rdモデルもマイクパリロが担当を続けました。描かれたグラフィックは龍と女性。まるで中国の龍女伝説のようですが、それを示すかは定かでは有りません。しかし、”Freedom"と言う言葉がキーワードであったことは間違えなく、リブテックのホームページでもメローなライディングを特集するBirdmanのページが特集で組まれました。より多くのファンを掴んだBirdman。サイズスペックも更に増えて、この年165cmが加わり、フルラインナップとなりました。一方この頃からクインシーのグラフィック復活を切望するファンも多くなり、Birdmanのファンはより激しいグラフィックを望むクインシーとアダルトテイストなマイクの二極化していくことになっていきます。
 

4th Model

Art by Mike Parillo

転換期のBirdman

毎年のようにニューモデルを求める市場ですが、第四モデル発表前のBirdmanに多くの人が進化と変化を期待していました。正にマーケットの風潮が新しさを求めてしまい変化を余儀なくされた時代でした。実際のBirdmanはすでに完成形であり、愛好家がこれ以上求める物は多くありませんでした。そんな中発表されたグラフィックはよりアダルトテイストになったマイクパリロの鳥の羽根をモチーフしたフェザーグラフィック。トップシートに過度の主張はせず、ソールは一目見てBirdmanとわかるグラフィックになりました。変化と言うことでは、このモデルで180cmが無くなり、代わりにWingmanと言う形でBirdmanのスプリットボードがこのグラフィック2年目に発売されることになりました。Birdmanのファンが望まなかった変化と変化を望んだマーケットが混在した時代でした。
 

5th Model

Black Powder Series

終焉期のBirdman

この年でBirdmanが最終を迎えてしまうことになるのですが、このモデルが発表されたと同時にBirdmanのファンの多くは最終年度と理解したと思います。この年BirdmanはBlack Powder Seriesとしてほかの2種類のモデルと同ラインナップとしてファーストオーダーのみ製作されるモデルになりました。トップシートはオールブラックになり、リブテック創設当初を思い出させるフラワープリント(通称ワニ柄)が全面に入ったモデルとして発売されました。ソールはLibtechの文字が入っただけのとてもシンプルな物になり、グラフィックで左右されないBirdmanの本質を訴えているようなモデルでした。前述した通りこのモデルはファーストオーダーのみの販売でしたので、ほとんど店頭に並ぶこともなく、予約したファンに購入されBirdmanはその6年間の歴史を終えることになったのです。
 

Re-bone Model

Art by Mark Gale

Birdmanの復活

あっという間に6年が過ぎてしまい、Birdmanもマーケットから消えてしまいました。しかし、このBirdmanの本質を知る人がどれだけいるでしょうか?そしてそれを知った時にスノーボードが本当に楽しいと感じてくれる人がどれだけ居るでしょうか?LibtechにはDIYシステムがあり、自分の好きなグラフィックを好きなテンプレートに当てはめてオーダーメイドできるというシステムがありますが、そこにはBirdmanのテンプレートはありません。また、一部のアメリカのショップでスワローテールのBirdmanを発売した事がありますが、BirdmanのFD構造はその浮力の強さからスワローテールにしてしまうとテールが耐えきれなくなってしまうと考えます。私たちが考える本当のBirdmanはやはりラウンドテールであるべきだと思いっています。(個人的にはリブテックはラウンドテールボードであるべきだと思っています)浮くノーズ、抑えるテール。このバランスがとても大切だと考えています。 そして、グラフィックです。やはりリブテックの本当のファンならば望むべきグラフィックはマークゲイルしかないと思います。Birdman、25年スノーボードショップをして来て、自分が挙げるベストボードはと聞かれれば間違いなくBirdmanと答えます。 このような思いをしっかりと受け止めてくれたアドバンスマーケティングさんとの協力で、今回Birdmanが復活することになったのです。
 

Reservation

ご予約、ご購入方法

この度のBirdmanはエクスクルーシブ企画となっており、全世界で当店のみの販売となっております。他店での販売はございません。2019シーズン、新たに170cmでグリーンスカル5本のみ追加生産をしてもらえることになりました。(昨年販売した170cmは既に完売です)下記の日程でご予約、販売開始となっておりますので、どうぞご確認頂けますようお願い申し上げます。

予約開始:2019年9月1日

予約方法:
1:トリックスター店頭にてのご予約
2:楽天市場 トリックスターネットショップでのご予約

発売予定時期:2019年10月
(工場の生産状況により日程が前後する可能性がございます。あらがじめご了承下さい。)

その他詳しい事につきましては、メールにてCONTACTページよりお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。